柏レイソル・下平隆宏監督、退場のDF中山雄太に「これを糧に成長してほしい」

明治安田生命J1リーグ第3節で柏レイソルは、1-2で川崎フロンターレに敗れた。試合後、柏の下平隆宏監督が会見に臨んだ。

試合の感想を聞かれた下平監督は、「すごく悔しい思いです。特に前半の40分過ぎにセットプレーとミスから立て続けに失点をしてしまった場面は、本当にゲームプランを大きく狂わせた。前半はせめてゼロで、もしくは1点で抑えられていれば、後半に盛り返す力も十分あったと思いますし、そこから逆転までという可能性はあったと思うんですけど。なかなか思い通りのゲームプランにならずに、うちに退場者(70分、DF中山雄太)も出てしまいましたし、苦しいゲームになってしまいました」と語った。

開幕戦こそサガン鳥栖に3-1で勝利を収めたものの、前節はガンバ大阪を相手に1-3と敗戦。第3節までに6失点を喫しているが、その点について質問されると「率直にいいことではないですね」と、守備に課題があることを認めた。そして「セットプレーのミスから。ただ、ミスに関しては、中山雄太を保護するわけではないが、彼は積極的にビルドアップをしていくタイプの選手。あそこで完全にクリアすることは当然できたと思うが、それは、僕の意図にも反しますし、チームの約束事とも違います。これを糧にして彼には成長してほしいと思います」と、20歳のDFを擁護した。

また「4-3-3」を採用した意図については、「川崎Fは攻撃力のあるチーム。それをまともに受けていたら失点をしてしまう。自分たちの攻撃の時間帯を増やそうとした」と説明した。

柏の次戦は15日、ホームで迎えるJリーグYBCルヴァンカップのグループステージ初戦、清水エスパルス戦となる。